岡畑農園創業一代記|紀州梅干の革命児 岡畑精一物語

自然の豊かな山間にある梅干工場

「活性汚泥法」で工場排水をクリーンに

岡畑農園は清らかな川の流れを守り続ける

紀州梅の自然の美味しさを味わってほしい
梅干は昔から日本人の生活と健康に欠かせない食べ物として重宝されてきた。その健康食品としての梅干を作るにあたり精一には決して譲れないものがあった。

「同業他社が合成保存料や化学調味料などをどんどん使うようになる中で、私はどうしてもその類のものを使いたくなかった。食べてくれる人には、本当の紀州梅の美味しさを味わってもらいたいのです」

紀州梅本来の味が感じられる梅干、安心して食べられる梅干を届けたい。精一は梅干作りを始めた当初からの変わらぬ思いを、今もそしてこれからも持ち続けたいと思っている。

● 豊かな自然に囲まれたこの土地を守りたい
梅干作りにはその環境も大きく関わってくる。自然豊かな山間部にある岡畑農園の工場では、環境を守る活動にも熱心に取り組んでいる。

周辺河川の護岸整備、ゴミゼロの推進、そして「活性汚泥法」による工場排水の浄化。上芳養(かみはや)の自然を大切にしながら梅干を作りたい。それがこの地で天職を与えられたものの責任でもあると、精一は若い従業員たちに伝え続けている。


「自分が食べて美味しいと思う、安全で安心なものしか作らない」
彼の信念が次代を担う人たちに受け継がれることを願っています。
(岡畑康栄)


孫たちと近くの畑で。農園は緑いっぱい笑顔もいっぱいです。

私は子育てに注ぐべき情熱のほとんどを、仕事に注いで来たと言っても過言ではありません。夫の夢を実現させるために子どもたちにも随分助けてもらいました。本当に心から感謝しています。
「自分が食べておいしいと思うもの。しかも、安全で安心のできる商品をお客様にお届けすること」 創業当時から今も変わらぬ夫の信念を、「うまい梅」「幻の梅」とともに、次代を担う人達が永々と受け継いでくれることを心から願っています。

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