岡畑農園のこだわり
岡畑農園のこだわり
私たち岡畑農園は、紀州・和歌山県でも有数の梅の産地、田辺市は上芳養(かみはや)に位置し、自社農園による梅栽培、梅干および関連商品の製造、その販売に取り組んでいます。
創業以来、お客様に安全と安心、そして信頼をお届けする商品づくりを理念とし、お客様を裏切らない正直一路の商品づくりに努力を重ねています。
地域の自然を慈しむ心が、梅干づくりの原点
梅干づくりを行ううえで何よりも大切なのが、自社農園と工場のある上芳養(かみはや)の自然に敬意を払い、慈しみの心を持つことだと岡畑農園は考えます。
澄み切った空気や清らかに流れる川の水、南紀特有の温暖な気候が、豊饒な土壌を育み、梅の実をはちきれんばかりにふっくらと育ててくれるのです。
加えて、梅枝チップをふんだんに活用した土づくりと適切な剪定によって、梅の木の健康を保つことで、最高級の名にふさわしい枝成りの完熟梅が、確かな実りを迎え、強くしっかり育つのです。
「岡畑農園の梅栽培(農園部門)」を詳しく

「枝なり完熟梅」へのこだわりと厳しい選別基準
岡畑農園の梅干は、紀州産のA級品のみを使用。
黒潮をのぞむ南紀州の温暖で湿潤な気候が育み、自然落果するギリギリまで栄養分を蓄えた、柔らかで滋養たっぷりの完熟梅にこだわっています。
そして、A級品の中でも特に傷や斑点の無い、皮が薄く、果肉の柔らかな梅干だけをみなさまにお届けできるよう、人の目で厳しく選別しています。
※輸入梅や他の産地の梅は一切使用しておりません。
※パック詰めの際は、細心の注意を払い、破れの無い梅干のみを選定しておりますが、輸送の最中につぶれてしまう場合がございます。
「梅干の製造工程(製造部門)」を詳しく

妥協なき「安全・安心」と「美味しさ」の追求
すべての人が安心して食べられる美味しい梅干を。
その強い思いから、岡畑農園は原料梅の残留農薬を調べる検査機器を業界で初めて導入し、自社内でいつでも詳細な検査ができる体制を整えています。
そして、独自の調味製法が生み出した美味しさを守るため、最新鋭の成分分析装置を用いて、日々の品質管理を徹底しています。
※調味に使用している原料は、できる限り植物由来のものを使用。動物から作られる添加物や遺伝子組み換え原料は一切使用しておりません。
※合成保存料や合成着色料は一切使用しておりません。
「梅干の製造工程(品質管理部門)」を詳しく

環境にやさしい梅干づくり ~ゴミゼロを目指して~
岡畑農園は、紀州・上芳養の豊かな自然に支えられ、梅干づくりに精進してきました。
美味しい梅干は、豊かな自然の恵みがあってこそ。
人にも環境にも優しい、持続可能な梅干づくりをするために、「工場排水」「使用済み調味液」「剪定木」「梅の種」など、加工工場からの廃棄物を限りなくゼロにしています。
岡畑農園は、これからもゴミの完全ゼロ化(ゼロエミッション)に向けて努力を続けます。
「ゴミの完全ゼロ化への取り組み」を詳しく

岡畑農園の梅栽培(農園部門)のご紹介
心づくし、梅づくし。
岡畑農園の梅栽培(農園部門)のご紹介
地域の自然を慈しむ心が、梅干づくりの原点
梅干づくりを行ううえで何よりも大切なのが、自社農園と工場のある上芳養(かみはや)の自然に敬意を払い、慈しみの心を持つことだと岡畑農園は考えます。
澄み切った空気や清らかに流れる川の水、南紀特有の温暖な気候が、豊饒な土壌を育み、梅の実をはちきれんばかりにふっくらと育ててくれるのです。
加えて、梅枝チップをふんだんに活用した土づくりと適切な剪定によって、梅の木の健康を保つことで、最高級の名にふさわしい枝成りの完熟梅が、確かな実りを迎え、強くしっかり育つのです。

梅どころ、田辺市上芳養(かみはや)の地で梅を育む
日本最大の半島である紀伊半島の西側。田辺市上芳養地区は、和歌山県のちょうど中腹部に位置しています。特筆すべき里の特産品は、もちろん「梅」。日本一の生産量を誇る梅の里みなべ町と肩を並べる、もう一つの梅どころとして全国的に知られています。
初春、冬の寒さに耐え、なによりも早く春の訪れを教えてくれる梅の花。連なる山々を白い花が覆い、里は馥郁(ふくいく)たる梅の香りで満たされます。上芳養の四季の始まり。
私たち岡畑農園は、昭和43年(1968年)の創業から変わらず、この地で梅を愛で、育み、美しい里山の風景を守りながら、自然と共に生きています。

極上の一粒は「土づくり」から
ふっくら上質な梅の実を育てるために必要なこと。それは、梅の木の健康を保つための「土づくり」だと岡畑農園は考えます。
岡畑農園流の土づくりの秘訣は、細かく砕いた梅枝のチップを大量に梅の木の周りに盛ること。その深さはなんと約1m以上にもなります。
チップは柔らかく、適度な隙間ができるので、保水性や酸素補給に優れます。加えて、夏場の直射日光を防ぎ、地表面の温度上昇を抑えるため、梅の木の根のダメージを和らげてくれるのです。
チップはやがて微生物に分解されて土となり、梅の木の養分となります。
剪定した梅の枝を捨てることなく、土に返すことで環境負荷も軽減しています。

適切な「剪定」で梅の木の健康を保つ
上質な梅の実を育てるために、土づくりと同様に大切なのが剪定作業です。
剪定することで梅の木に刺激を与えて、若い枝が発生するきっかけを作り、木の適切な成長をサポートしていきます。
剪定は難しく、今年一年の実り方を把握することがとても重要。葉が光合成しやすく、風の通りが良くなるようになど、さまざまな条件を考慮しながら丁寧に剪定します。
岡畑農園は、他の梅農家さんよりも早い9月頃から剪定を始めます。年末頃には梅の花のつぼみが出来始めるため、剪定の最中に傷つけてしまわないように、年末までに終わらせます。

岡畑農園の梅こよみ ~開花から天日干しまで~
1.開花の初冬
冬の初め、12月頃から梅の木に小さなつぼみが膨らみはじめます。2月上旬には清楚で真白な梅の花が、ほのかな香りとともに、自社農園一面に咲き誇ります。

2.実り青々と
開花した梅の花が受粉し結実。春を過ごし6月上旬には、ふくよかに育った紀州梅が青く輝きを放ちます。 たわわな実りは、完熟の時をゆっくりと待ちます。

3.彩り完熟へ
豊かに実った青梅は、6月中旬になると紅色から黄色へとその姿を染め上げ完熟を迎えます。樹上の完熟梅が枝を大きくしならせるといよいよ収穫の季節。

4.丁寧に収穫
完熟した大粒の紀州梅は、枝から自然に離れ、土壌に敷き詰められたネットの上へ。自社農園が一番忙しくなる収穫の時季。ひと粒一粒丁寧に手で収穫します。

5.洗浄と選別
収穫してすぐに、上芳養の天然水で梅をきれいに洗浄します。汚れを落とした洗浄後の美しい梅は、粒の大きさをきちんとそろえるため、ひと粒一粒選別します。

6.漬け込みへ
洗浄と選別が終わった紀州梅を清潔な大型タンクに。厳選した上質な塩をたっぷりと加えて塩漬けします。塩分を果肉にじっくりと染み込ませる大切な工程です。

7.「手間ひま」かけて天日干し
約1ヶ月間じっくり塩漬けした完熟梅を、梅雨明けとともに天日干しします。
干し上げる期間は約3~5日間。50~60℃にもなる強烈な暑さのハウス内で、満遍なく干し上げるための返し作業が続きます。
太陽をたっぷり浴びた梅は、殺菌されるとともに、皮や果肉が柔らかく、風味豊かで色鮮やかな「白干梅(しらぼしうめ)」に生まれ変わります。
完成した白干梅は、原料梅干として樽に詰め、保管庫で大切に保管します。

梅干の製造工程(品質管理部門)のご紹介
心づくし、梅づくし。
岡畑農園の梅栽培(品質管理部門)のご紹介
妥協なき「安全・安心」と「美味しさ」の追求
すべての人が安心して食べられる美味しい梅干を。
その強い思いから、岡畑農園は原料梅の残留農薬を調べる検査機器を業界で初めて導入し、自社内でいつでも詳細な検査ができる体制を整えています。
そして、独自の調味製法が生み出した美味しさを守るため、最新鋭の成分分析装置を用いて、日々の品質管理を徹底しています。
※調味に使用している原料は、できる限り植物由来のものを使用。動物から作られる添加物や遺伝子組み換え原料は一切使用しておりません。
※合成保存料や合成着色料は一切使用しておりません。

伝統の「美味しさ」を数値化で守り伝える技術と努力
岡畑農園は、調味液に漬けながら塩分調整できる独自の技術で、美味しさはもちろん、クエン酸などの栄養成分も失わない極上の梅干を生み出すことに成功しました。
その美味しさを守るため、専門機関に比肩する成分分析装置を自社に導入。「塩分」「糖度」「酸度」「pH値」など、美味しさを構成する成分を数値化して、日々、梅干づくりに邁進しています。
春夏秋冬、大地が育む梅は、一粒ずつ味や大きさ、水分量が異なります。それは気温や湿度、土壌や木の性質など、同じものが何一つない、自然の恩恵の賜物です。
その恩恵に寄り添いながら、みなさまにご満足いただける「いつも変わらない美味しさ」をご提供するのが、我々岡畑農園の使命です。
「安全・安心」を実証する『残留農薬検査』を自社で実施
岡畑農園は、みなさまに本当に安心してお召し上がりいただけるよう、残留農薬を調べる検査機器を業界で初めて導入しました。
自社農園の原料梅干はもちろん、提携農家から仕入れた原料梅干(*)についても、厳密に残留農薬検査を実施します。
専任スタッフがチェックする項目は104項目にもおよび、基準値をクリアした原料梅干だけを調味加工します。
ここまでする理由はただ一つ。
安全・安心を他者に委ねず、自分たちの手で目に見える形で数値化し、お知らせしていくことが我々岡畑農園の責任だと考えるからです。
*:紀州産完熟梅干のA級品にこだわり、他の産地の梅や輸入梅は一切使用しておりません。



成分名 | 対象 | 市販されている商品名 | |
1 | オキサゾリジノン | 菌 | オーシャイン |
2 | ジクロルボス | 虫 | ランベック乳剤 |
3 | ブチレート | ||
4 | イソプロカルブ | 虫 | ミプシン/みみんず |
5 | エトプロホス | 虫 | モーキャップ |
6 | ベンダイオカルブ | 菌 | |
7 | α-BHC | 虫 | オーシャイン |
8 | β-BHC | 虫 | |
9 | テルブホス | 虫 | |
10 | テフルトリン | 虫 | フォース |
11 | δ-BHC | 虫 | |
12 | エチオフェンカルブ | 虫 | アリルメート |
13 | トルクロホスメチル | 菌 | リゾレックス/グランサー |
14 | アラクロール | 草 | ラッソー |
15 | メチオカルブ | 虫 | |
16 | ピリミホスメチル | 虫 | アクテリック |
17 | マラソン | 虫 | マラソン |
18 | ジエトフェンカルブ | 菌 | ゲッター/パウミル |
19 | メトラクロール | 草 | デュアール |
20 | (Z)-ジメチルビンホス | 虫 | ランガード |
21 | イソフェンホスoxon | 虫 | |
22 | クロルフェンビンホス | 虫 | ビニフェート |
23 | イソフェンホス | 虫 | |
24 | キナルホス | 虫 | エカラックス |
25 | トリアジメノール | 菌 | |
26 | トリフルミゾール | 菌 | トリフミン |
27 | メチダチオン | 虫 | スプラサイド |
28 | パクロブトラゾ-ル | 草 | ボンザイ/バウンティ |
29 | フルトラニル | 菌 | グラスティン/モンカット |
30 | ヘキサコナゾール | 菌 | アンビル |
31 | プレチラクロール | 草 | エリジャン/ソルネット |
32 | p,p’-DDE | 虫 | |
33 | フルシラゾ-ル | 菌 | |
34 | クレソキシムメチル | 菌 | ストロビー |
35 | クロルフェナピル | 虫 | コテツ |
36 | フェンスルホチオン | 虫 | |
37 | ピレトリンⅠ | 虫 | パイベニカ/除虫菊乳剤 |
38 | レナシル | 草 | レンザー |
39 | プロピコナゾール | 菌 | チルト |
40 | テニルクロ-ル | 草 | アルハーブ |
41 | カプタホール | 菌 | ダイホルタン |
42 | ビフェントリン | 虫 | テルスター |
43 | アセタミプリド | 虫 | モスピラン |
44 | ホサロン | 虫 | ランベック/ルビトックス |
45 | シハロトリン1サイハロン | 虫 | サイハロン |
46 | メフェナセット | 草 | クロアベスト/ヒノクロア |
47 | ピレトリンⅡ | 虫 | パイベニカ/除虫菊乳剤 |
48 | フェナリモル ルビゲン | 菌 | ルビゲン |
49 | ビテルタノール | 菌 | バイコラール |
50 | ピリダベン | 虫 | サンマイト |
51 | シペルメトリン | 虫 | アグロスリン |
52 | フルシトリネート | 虫 | ペイオフ |
成分名 | 対象 | 市販されている商品名 | |
53 | ピリミジフェン | 虫 | マイトクリーン |
54 | フルバリネート | 虫 | マブリック |
55 | デルタメトリン | 虫 | |
56 | トラロメトリン | 虫 | スカウト |
57 | EPTC | 草 | エプタム |
58 | フェノブカルブ | 虫 | バッサ |
59 | クロロプロファム | 草 | |
60 | カズサホス | 虫 | |
61 | チオメトン | 虫 | エカチン |
62 | ジメチピン | 調 | |
63 | γーBHC | 虫 | |
64 | ダイアジノン | 虫 | ダイアジノン |
65 | エトリムホス | 虫 | エカメット |
66 | ピリミカルブ | 虫 | ピリマー |
67 | ベンフレセート | 虫 | ベンフレセート |
68 | パラチオンメチル | 虫 | メチルパラチオン |
69 | カルバリル | セビモール/デナポン | |
70 | フェニトロチオン | 虫 | スミチオン/ガットキラー |
71 | エスプロカルブ | 草 | フジグラス/コントラクト |
72 | ジクロフルアニド | 菌 | ユーパレン |
73 | チオベンカルブ | 草 | サターン |
74 | フェンチオン | 虫 | バイジット/ファインケムB |
75 | クロルピリホス | 虫 | ダーズバン |
76 | パラチオン | 虫 | |
77 | ホスチアゼート | 虫 | ネマトリン |
78 | ペンディメタリン | 草 | ウェイアップ/ゴーゴーサン |
79 | Z-ピリフェノックス | 菌 | ポジグロール/ランノック |
80 | フェントエート | 虫 | エルサン/パプチオン |
81 | キャプタン | 菌 | オーソサイド/キャプタン |
82 | E-ピリフェノックス | 菌 | ポジグロール/ランノック |
83 | プロチオホス | 虫 | トクチオン |
84 | トリシクラゾール | 菌 | ビーム |
85 | ミクロブタニル | 菌 | ラリー |
86 | シプロコナゾール | 菌 | アルト |
87 | クロルベンジレート | 虫 | アカール |
88 | p,p’-DDD | 虫 | |
89 | メプロニル | 菌 | バシタック/グリーングラス |
90 | エジフェンホス | 菌 | ヒノザン |
91 | テブコナゾール | 菌 | シルバキュア |
92 | イプロジオン | 菌 | ロブラール/ロブドー |
93 | EPN | 虫 | |
94 | テブフェンピラド | 虫 | ピラニカ |
95 | ピリプロキシフェン | 虫 | ラノー |
96 | アクリナトリン | 虫 | アーデント |
97 | ピラクロホス | 虫 | ボルテージ |
98 | ペルメトリン | 虫 | アディオン/ガードベイトM |
99 | シフルトリン | 虫 | バイスロイドEW |
100 | ハルフェンプロックス | 虫 | アニバース |
101 | シラフルオフェン | 虫 | MR.ジョーカー/シラトップ |
102 | フェンバレレート | 虫 | スミサイジン |
103 | ジフェノコナゾール | 菌 | スコア/プランダム |
104 | イミベンコナゾール | 菌 | マネージ |
公的機関が認める検査体制と衛生管理体制
岡畑農園の食品の安全に対する取り組みが公的機関から高い評価を受け、「和歌山県食品衛生管理施設」として、また「わかやま農産物安心プラス認証制度」で『民間残留農薬分析機関』にも認定されており、和歌山県下をはじめ、国内でも屈指の“安全性の高い商品を開発する企業”として認められています。


「わかやま農産物安心プラス」に認証(*)
岡畑農園が取り組む「残留農薬検査体制」が高く評価され、和歌山県から認定マークの使用が認められました。更に、和歌山県が指定する「民間残留農薬分析機関」としても認められ、他社が生産した農産物も検査が可能なまでに信頼を受けています。
*:和歌山県産の農産物の安全・安心への取り組み強化とPRを目的に、和歌山県が独自に「わかやま農産物安心プラス認証制度」を創設。
学識経験者などで構成される審査会が、生産者の自主的な「生産履歴記録」「収穫前の残留農薬検査」「出荷段階での残留農薬検査」などの取り組みについて評価し、和歌山県が認証しているものです。

「食品衛生管理認定施設」に認証
和歌山県が「衛生管理水準の向上」並びに「安全な食品の供給を図ること」を目的に、認証制度を独自に創設。一般的な衛生管理や「HACCP(ハサップ)*」の考え方を取り入れた、自主的な衛生管理の取り組みを評価し、一定の基準を満たす衛生管理を行っている施設を、和歌山県知事が認定します。
岡畑農園はこの厳しい審査基準制度を全てクリアした「和歌山県食品衛生管理認定施設」として認められ、その認定マークの使用を認められています。
*:「HACCP(ハサップ)」とは、1960年代から米国NASAにて宇宙食の安全性を確保するために開発された、食品の衛生管理の手法です。Hazard(危害)・Analysis(分析)・Critical(特に重要な)・Control(管理)・Point(点)の略であり、危害分析管理点方式とも呼ばれます。
梅干の製造工程(製造部門)のご紹介
心づくし、梅づくし。
岡畑農園の梅栽培(製造部門)のご紹介
「枝なり完熟梅」へのこだわりと厳しい選別基準
岡畑農園の梅干は、紀州産のA級品のみを使用。
黒潮をのぞむ南紀州の温暖で湿潤な気候が育み、自然落果するギリギリまで栄養分を蓄えた、柔らかで滋養たっぷりの完熟梅にこだわっています。
そして、A級品の中でも特に傷や斑点の無い、皮が薄く、果肉の柔らかな梅干だけをみなさまにお届けできるよう、人の目で厳しく選別しています。

岡畑農園の梅干ができるまで ~製造工程のご紹介~
1.原料梅干(白干梅)の「残留農薬検査」を自社で実施
岡畑農園は、みなさまに本当に安心してお召し上がりいただけるよう、残留農薬を調べる検査機器を業界で初めて導入。
自社農園の原料梅干はもちろん、提携農家から仕入れた原料梅干(*)についても、厳密に残留農薬検査を実施します。
専任スタッフがチェックする項目は104項目にもおよび、基準値をクリアした原料梅干だけを調味加工します。
*:紀州産完熟梅干のA級品にこだわり、他の産地の梅や輸入梅は一切使用しておりません。
梅干の製造工程(品質管理部門)を詳しく

2.原料梅干の洗浄と厳しい選別
調味加工前に、原料梅干をしっかり洗浄します。
洗浄する水には、ミネラルや鉄分が豊富な上芳養の地下水を使用。
原料梅干の中には、A級品の条件を満たしていない「斑点や傷があるもの」や「果肉や皮が硬いもの」も含まれているため、この洗浄工程で、経験豊かな熟練作業員が厳しく選別します。

3.梅本来の美味しさを失わない、独自の塩分調整・調味方法
塩分は生きていくうえで欠かせないものですが、塩分の摂り過ぎは「高血圧症」や「むくみ」などの原因のひとつと言われています。
「誰もが安心して美味しく食べられる梅干を」
創業者の思いは、塩分が低く、本当に美味しい梅干を生み出すことにありました。
しかし、梅干を「水」に漬けて脱塩する一般的な方法では、梅干が水っぽくなり、塩分と一緒に梅の大切な成分も溶け出してしまいます。
岡畑農園は、調味液に漬けながら塩分調整できる独自の技術で、美味しさはもちろん、クエン酸などの栄養成分も失わない極上の梅干を生み出すことに成功しました。
選別を済ませた原料梅干は、一定温度の調味室で「幻の梅」や「うまい梅」など、それぞれの調味液に漬け込まれ、7~14日ほどしっかりと熟成されます。
※調味に使用している原料は、できる限り植物由来のものを使用。動物から作られる添加物や遺伝子組み換え原料は一切使用しておりません。
※合成保存料や合成着色料は一切使用しておりません。


4.「いつも同じ美味しさ」をお届けするための調味データ分析
「みなさまにいつも同じ美味しさをお届けしたい」
でも、専任スタッフの味覚だけに頼っては、スタッフの体調や季節によって美味しさにブレが生じてしまいます。
そこで、岡畑農園は、専門機関に比肩する成分分析装置を導入し、「塩分」「糖度」「酸度」「pH値」など、美味しさを構成する成分を数値化して管理。
原料梅を漬け込む前の調味液、漬け込んだ後の調味液、調味が完了した梅干などについて、毎日、その数値を計測し、みなさまに「いつも同じ美味しさ」をお届けする努力を続けています。
※梅干の品質に関しましては万全を期しておりますが、なにぶん農産物であるため、その年の作柄により、粒の大きさや皮質(やわらかさ、色合い)に多少の差異が生じ、美味しさに影響を与える場合がございます。

5.ひと粒一粒を大切に、手作業でパック詰め
調味が完成した梅干を、充填ラインで銘柄ごとにパック詰めしていきます。
やわらかくとてもデリケートな完熟梅。その中でも、斑点や破れが無いものだけを、ここで更に厳選し、ひと粒一粒丁寧に手作業で詰めています。
パック詰め後は、金属チェック機器で金属の混入が無いかをチェックし、フィルムシートで容器を密封~化粧箱詰めの工程を経て、温度管理された倉庫で保管します。
このようにして、収穫から、多くの選別工程を経た極上の梅干だけを、みなさまのお手元にお届けいたします。

環境にやさしい梅干づくり(ゴミゼロへの取り組み)のご紹介
心づくし、梅づくし。
環境にやさしい梅干づくり(ゴミゼロへの取り組み)のご紹介
環境にやさしい梅干づくり ~ゴミゼロを目指して~
岡畑農園は、紀州・上芳養の豊かな自然に支えられ、梅干づくりに精進してきました。
美味しい梅干は、豊かな自然の恵みがあってこそ。
人にも環境にも優しい、持続可能な梅干づくりをするために、「工場排水」「使用済み調味液」「剪定木」「梅の種」など、加工工場からの廃棄物を限りなくゼロにしています。
岡畑農園は、これからもゴミの完全ゼロ化(ゼロエミッション)に向けて努力を続けます。

ゴミゼロ対策1
「活性汚泥法」で工場排水をクリーンに!
排水処理には、微生物に有機物(汚れ)を食べさせ、きれいな水に戻す「活性汚泥法」を採用。化学薬品に頼ることがないので、川の水を汚しません。
浄化後の排水は、人が飲料水として飲めるほど。最近では、排水している川にホタルが飛ぶようになりました。
また、分解されて残ったものは自社農園で堆肥として活用しています。

ゴミゼロ対策2
「透析リサイクル」で調味液を循環利用!
梅干生産農家や加工業者の悩みの種は、梅を塩漬けした時に出てくる「梅酢」と、調味に使用した「使用済み調味液」の処理。梅酢や調味液には高濃度の食塩や有機酸が含まれているため、簡単な浄化処理ができず、産業廃棄物処理業者に処理を依頼するのが一般的です。
岡畑農園は、梅酢は製品化や漬物づくりに再利用。調味液は、電気透析により脱塩処理を施して塩分だけを抜き、新たに調味液として繰り返し利用し、環境を守っています。

ゴミゼロ対策3
「剪定した梅の枝」は堆肥として再利用!
収穫後に剪定した梅の枝などは、チッパーで細かく粉砕して堆肥化し、自社農園で有効利用しています。
チップは柔らかく、適度な隙間ができるので、保水性や酸素補給に優れます。加えて、夏場の直射日光を防ぎ、地表面の温度上昇を抑えるため、梅の木の根のダメージを和らげてくれるのです。
チップはやがて微生物に分解されて土となり、梅の木の養分となります。

ゴミゼロ対策4
「梅の種」は粉末化
処理が難しい梅の種は、粉砕して微粒子化(粉末化)しています。
機能性食品を製造する際の原料として、また飼料として利用できるよう日々研究を重ねています。
※粉末化の処理は業者に依頼しています。
